Saturday, March 19, 2005

スペインのネズミ「Perez」
抜けた乳歯を集めるネズミ

スペインでは抜け替わった乳歯を取り置きしておく習慣がないそうです。では Tooth Fairy はいないのかと言うとそうでもないんです。他の国のように抜けた乳歯を枕の下に入れておくと、妖精がやってきてコインに換えてくれるのではなく、なんとネズミがやってきて、乳歯を持っていくかわりにコインを置いていくと言うものです。因にスペイン女性の彼女が子供のころは、50ペセタ(日本円で50円くらい?)だったそうです。もちろん今はユーロに変わって1ユーロ位だそうです。もちろんこれはどこの国でも同じですが、妖精やネズミの役は親がするのですけれどね。

おもしろいことに、このスペインのネズミには愛称があるんです。名前はPerez、ミッキーマウスのミッキーと同じようなものです。 発音はezの部分が日本人には少し難しい「ツ」と「ス」の中間、聞こえる通りにカタカナ発音するとペレッス。スペイン中の抜けた乳歯をかき集めるには、同姓同名のPerez君が沢山いて、忙しく走り回っているんでしょうね。想像するだけで楽しい。

日本でも抜けた乳歯を屋根裏や縁の下に投げ入れるとき、「ネズミの歯に生え替れ〜っ」と言う習慣がある通り、何でもかじるネズミは丈夫な歯を連想させるのでしょうね。そう言えばフランスのTooth Fairy Boxにはネズミの付いたものもありますから文化ってどこかでクロスしているのでしょうね。

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